ネタバレだよ!「日本沈没」

懸賞スキーな友達が、試写会を当ててくれたので、映画「日本沈没」を見に行きました。
原作は御大小松左京さんのSF。最初に映像化されたのは33年前ですって。生まれてないよ!
つまり、原作はもっと前ってことだな。
今回くさなぎ×しばさきでリメイクです。
リメイクというより、解釈も何もかも作り直しだろうな、きっと。原作も旧作映画もしらないからなんともいえないけど。
司会のおねーさんが、「柴咲コウさんは、今回のヒロインというか、ヒーロー的な存在でした。」と言っていたけど、ヒーローみたいにかっこよかったのは開始5分間だけでした。直下型の大地震、大爆発のなかヘリから飛び降りてナギを救出したシバサキは確かにかっこよかった。でも、あとはただのオンナノコになってたよ。
地殻変動やらプレートのずれ込みやらで日本列島が地中(海中)に引きずられるという話なのですが、もう、みごとに沈没してました。火山ド━(゚Д゚)━ ン !!!津波ザパ━(゚Д゚)━ ン !!!CGを駆使して、沈没日本を描いておりました。
奈良では海中に半分沈んだ大仏様が・・・カナシス。
この沈もうとする日本を、どうにかして止めようとする科学者トヨエツ。
部下に潜水艇の乗組員、クサナギ・及川ミッチーがいるのですが、ミッチーがいい味だしてた!途中までクサナギよりかっこよかった!結局、任務中に潜水艇の事故で死んじゃうのですが・・・。
任務の失敗により、優秀な潜水艇パイロット(ミッチー)と、現役潜水艇「わだつみ6500」を失ったトヨエツ&クサナギ。最後の手段で現役引退した潜水艇「わだつみ2000」を使って、再度海底にもぐり、日本の沈没を止めようとする・・・。

1シーン先が読めまくる、テンプレ的なストーリーでした。
ナギとシバサキの最後の夜、ギュッと抱き合って、無言の二人・・・(ああ、言いそう、柴咲コウ言いそう、「抱いて」って・・・)と思ったら、ヤッパリ言った(゚∀゚)!テンプレすぎる・・・・・・。
でもヤラなかったよ、ナギえらい!だって、この後死にに行くんだもんさー・・・。
ラストはアルマゲドンを思い出す展開。愛するものを守るため、僕は行きます!(とは言ってないけど、そんなかんじ。)
日本の映画って、ハッピーエンド至上主義だから、もしかしたら、奇跡的にナギが生きて帰ってくるかも・・・(だったら萎えだな)と思ってたんだけど、さすがになかった。そこらへんはGJ。だってミッチーの立場なくなる・・・。
結局シバサキとナギは、精神愛だけで終わってしまいました。
逆に男&男で、熱き男の友情(BL風味)でもよかったかも。周りがすすり泣く中、あたしは冷静に(そっちのほうが萌え)とか考えてた。だって、最初からシバサキの演技がビミョウで、話に入り込めなくて、小ネタ&あら探しばっかりしてたんだもぬ。
大好きな明和電機の社長(土佐さん)や、ピエール瀧が出てて、お。と思った。
終わって、友達に明和電機の人が出てたよ!って言ってみたけど、絶対電気屋さんだと思われてる。