その親友と、恋人と。

その親友と、恋人と。 (ディアプラス文庫)

その親友と、恋人と。 (ディアプラス文庫)

これも、年下攻めでした。
女装バーテンダーのリサを連れ戻しに来た親友の湯上。バーの常連朝比奈は、ノンケらしい湯上に一目ぼれ。しかし、ゲイやオカマを差別する湯上に反発してリサをかばう。
高校時代性癖を理由にイジメに会っていた朝比奈は、恋に積極的になることができない。しかも、湯上がリサのことを好きだと勘違いしているので、思いを隠して見つめるだけ。乙女かっ!どこまでも優しい朝比奈に、リサちゃんまでが・・・!
ラストはバタバタでしたが、収まるところに収まってよかった。

「コイビト」

大学の後輩×先輩
年下攻めです。「クマのような」後輩と、選手生命を絶たれた元陸上選手の先輩。そこに先輩のモトカレである義姉婿が絡んできます。
義姉の夫が、サイテー野郎です。それに比較して、後輩くんが先輩大好きすぎてカワイイ。現在はクマのようなガタイですが、高校時代のチビな可愛こちゃんでもよかったかも。
攻めの押しがいまひとつなので、糖度は低め。

八月七日を探して

八月七日を探して (キャラ文庫)

八月七日を探して (キャラ文庫)

記憶喪失モノです。あらすじを読んで、面白そうだと期待が高まってたんだけど、読んでみたら「愛はね、」と似た感じでした。あの、悶々とする感じ・・・。
3ヶ月間の記憶を失うという記憶喪失。その後見るようになった悪夢は、失っている記憶の間、体験したことらしい?悪夢の中で顔の見えない男にレイプされていた涼太は、犯人を捜そうとする。現場は生徒会室、容疑者は二人。自分を気にかけてくれる、優しい生徒会長の北川と、仲のいい幼馴染の恭一。果たして犯人は・・・?!
犯人は・・・バレバレです。逆に、なぜ気づかないのか!と言ってやりたくなります。それにしても、何もしてないのに疑われたほうの彼は、気の毒です・・・(笑)

誘眠ドロップ

誘眠ドロップ (ガッシュ文庫)

誘眠ドロップ (ガッシュ文庫)

幼馴染同士のお話です。
家事万能男子×人気アイドル(帯より)
誘眠ドロップ
本編です。17歳の二人。
トップアイドルの光樹と普通の高校生空滋。不眠症の光樹が安心して眠れるのは、幼馴染の空滋がよこにいてくれるときだけ。全力で甘えてくる光樹に、空滋は手を出すことはなく・・・。
欲求不満で受けがキレる、という展開でした。空滋、必死に我慢してたのにね・・・。
初恋ロリポップ
3年後の二人。相変わらずベタベタです。空滋のケータイにかかってきた女からのコールにやきもち焼く光樹。
爪先キャンディ
10年後の二人。それでもベタベタでした・・・。
結構長いお話なのに、エッチシーンとごはんシーンしかない。

歯医者はそんなに甘くない

ルビー小説大賞読者賞受賞作だそうです。これがデビュー作の新人さん。金ひかるさんの表紙が気になってたので購入してみました。
帯より↓
イケメン新人歯科医×ツンデレ毒舌先輩のお菓子なデンタル・ラブ!!

歯科医院が舞台の年下攻めラブコメでした。攻めがイケメンチャラ男かと思いきや、大型ワンコ攻めでした。受けのほうは、毒舌クールビューティ。でも、口の中が弱点、というか性感帯?で、とてもエロエロでした。甘いものが好きで、チョコで機嫌なおしちゃうとこもカワイイ。

オールトの雲

オールトの雲 (ディアプラス文庫)

オールトの雲 (ディアプラス文庫)

幼馴染モノです。
明るい話もイイけど、こういうしっとり系のお話が一番好きかも!幼稚園のときからお隣同士でずっと親友として一緒にすごして、それが恋になって。「一途に一人だけを好きでいる」という、私の大好きなテーマです。ハワイと日本で離ればなれという遠距離恋愛ですが、この二人ならきっと大丈夫!

書き下ろしは、ハワイで再会編。
流星が家族と住むハワイまで、会いに行く太陽。ハワイの風景描写も素敵。なにしろすごい距離の遠距離恋愛なので、会うのも大変な二人です。そして、流星の家には小さなライバル(妹と弟)が・・・!再会したからといって、二人だけでべったり、ってだけじゃないところが、太陽らしいなぁと思いました。ちゃんと、流星の家族とも、コミュニケーションとってるところが。久しぶりの流星は、ちょっとだけ感情豊かになってて、太陽のことを好きなジリジリ感がとてもよかった。
流星が日本に帰る日まで、あと1年ちょっと?ふたりともがんばれ。

ぼうや、もっと鏡みて

ぼうや、もっと鏡みて (白泉社花丸文庫)

ぼうや、もっと鏡みて (白泉社花丸文庫)

「愛はね、」の続編。今回は、攻めの俊一視点。
二人の気持ちのすれ違いは、まだまだ続きます。物語の9割方関係がこじれてる。このイライラ感、どうにかしてー!2冊分かけて、やっと気持ちが通じた二人、というより、俊一が観念したってとこか。くっついた後の二人は甘々です。とはいえ、苦しい道のりが長すぎてイマイチすっきりしない気が・・・。