可愛い下僕の育て方 (白泉社花丸文庫)

可愛い下僕の育て方 (白泉社花丸文庫)

俺様何様なお坊ちゃん攻と、地味で眼鏡で下僕な受のお話。
実は眼鏡を取ると美人だったというオチです。
控えめなのはいいけど、あまりにも卑屈すぎてイライラしました。
可愛いんだけど!ヤリスギだよ!
とにかくこのえらそうな攻、克幸はありとあらゆる方法で眼鏡受、みのりを虐めるのです。
物心ついた頃からみのりを下僕扱いしてるので、使うほうも使われるほうも、もう身体に染み付いてる感じです。
そんな俺様所有の下僕=みのりが、克幸の親友に一目ぼれ。
克幸はみのりに、あいつに告白するのにふさわしい人間にしてやる、といって、エッチのレッスンをするのです。
ある意味お決まりのストーリー。
小さな頃から虐めてパシリにしていた下僕のことを実は可愛いと思ってて、奥手な受にあれやこれやレッスンといいつついたしてしまうという。
しょっぱなから飛ばしっぱなしのえっちレッスンは、とにかくえろえろ〜。
あれやこれやに耐えるみのりは、ものごっつかわゆかったです。
考えてみたら、超S男の克幸と、M気質のみのりは、なーんだベストカップルじゃない!
気を引くために虐めてた・・・とはいうものの、あれは趣味ですね。可愛い子泣かせたいとかさ。
Mっ子じゃなかったら、とうに家出されてると思いますよ・・・。
とはいっても、ところどころ覗く克幸の本音のシーンでは、じつはみのりが大好きで大好きで・・・というのがよく出ていたので、読みながらもこの俺様をなんとか許すことができました。表面どおりの男だったらきっと呪ってる。