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- 作者: 鹿住槇,宝井さき
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/07/27
- メディア: 文庫
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休筆中の天才作家×休業中の元天才子役。
子役の頃は天才といわれていたが、年を重ねるにつれ、演技ができなくなった啓。
現在は役者をやめて、バイトをしながら生活している。
そこでであった休筆中の作家四方堂は、子役時代の啓の熱烈なファンだった。
ストーリーはなかなか面白かったのですが、そこに萌えはなかった・・・。
なんでかな?主役の子の性格が好みじゃなかったからかも。
後ろ向きで、控えめといえば聞こえはいいけど臆病で、でもまわりから大事にされてる子。
ほんと、作中のライバル里見くんの意見じゃないけど、「天才のクセに!」ってイライラしちゃう。
内容も、業界モノ?のわりには、すごく地味です。
挫折を乗り越えて、もう一度役者として再出発する、という話なのですが、その再スタート(劇団の研究生)がイマイチぱっとしない・・・。中途半端なところで終わってる気がします。せめて、四方堂の作品の映画化の主役を張るところまでいってほしかった。
せっかくの書き下ろしなのに・・・。