ラブ・リミット―この恋、期限つき!? (プラチナ文庫)

ラブ・リミット―この恋、期限つき!? (プラチナ文庫)

桜井眞紀さん。前作を読んだことあるような、ないような・・・。
偽装(?)兄弟ものです。兄×弟。
私はいつも文庫の帯をかけたままで読むので、この更新ではじめて表紙を全部みることも少なくないのですが・・・ずいぶんかわいい表紙だったんだな・・・(パジャマなとこが)。
CJ Michalskiさんのイラストの小説って、アホエロが多いような気がするのですが、今回のはそうでもなかったです。
タイトルにハートがついてたり、帯のアオリだったり、アホエロ要素タップリで、読むとき覚悟してたのですが、ゼンゼン普通でした!(覚悟がよかったのかもしれない)
受の颯が誕生日のプレゼントに父親から与えられたのは、3ヶ月という期限付きの、お母さんとお兄さん。
しかも、兄役である貴久は、颯にエッチなイタズラを仕掛けてきて、さらにそれをネタに颯を脅迫!
設定は「ナンジャコラ?」ですが、ハナシはまともなホームコメディ仕立てでした。兄が弟を猫かわいがりすぎですが。
颯は性格ひねてるのであまりしゃべらないし、口を開くと反発ばかりなのですが、だんだん貴久に傾いていく過程のモノローグはまぁ饒舌。しゃべらない分、頭の中でぐるぐる考えてるタイプの子ですね。
逆に貴久は、しゃべるしゃべる。とくにエチーのとき。実況中継は、ほどほどにね・・・。
ラストは、驚くほどあっさり家族解消。まぁ、普通の友人と恋人になったわけですが。
颯のさみしがり&ひねくれは貴久とカップルになってもそのままだから、年上恋人の貴久は苦労多そうです。
まぁ、かまいたがりみたいなので、ちょうどいいかな・・・。