ラブホテルで恋をして

ラブホテルで恋をして (プリズム文庫)

直球タイトルですね。このタイトルと文庫裏面のあらすじ読んでたいして期待はしてなかったのですが、結構面白かったです。
予備校オーナー兼ラブホオーナー×予備校生
予備校講師に片思いしている予備校生の和久井（受）は、男と経験したい！と、中年男と援助交際しようとするが、ラブホテルのフロントで止められてしまう。相手に逃げられて怒った和久井は、止めに入ったラブホの従業員渋谷に、「責任とって」と言って迫る。押し切られて関係を持つ渋谷だが、実は和久井の憧れの予備校講師と同一人物だった！正体を隠しての和久井とのセフレ生活。カラダだけの関係と言い切られた渋谷は、和久井が憧れる塾講師の「渋谷先生」に、自分自身だというのに嫉妬してしまう・・・。
と、こんなかんじのお話です。序盤ｴﾛｴﾛまっしぐらだったので、ちょっと引いてたんですが、後半「カラダの関係の渋谷」と、「憧れの渋谷先生」との間で和久井が揺れるところは、おもしろかったです。てか、気づいてくださいよ、同一人物・・・。結局渋谷が暴露するまで、気づかないんだもん。
私としては「おまじめ渋谷先生」が好みだけど、結局ナチュラルラブホ渋谷を選んだ和久井。最終的には美味しいとこ取りできて良かったですね。