いとしさを追いかける

いとしさを追いかける (幻冬舎ルチル文庫)

いとしさを追いかける (幻冬舎ルチル文庫)

おもしろかったなぁ。杉原さんはずいぶん昔にビブの雑誌で読んだ気がするけど、あんまり覚えてない・・・。新作は久々のようです。雑誌掲載作+書き下ろし続編。初出は2002年なので、結構前の作品ですね。

受も作品の中で何度も何度も言ってるけど、攻がものすごく優しい人でした。受がわがまま言っても苦笑いで許してしまうし、強引なところは一つもない。もうちょっと押せばいいのに!って何度思ったことか・・・!受が好きで好きで・・・というのはわかったけど、それだけであんなに寛大になれるものなのか。受は自分に自信のない後ろ向きな性格で、優しくされているのをいいことに、攻を試すようなことばかりして・・・。攻があまりにもいいひとなので、受の小憎らしさが倍増・・・。この素直になれない天邪鬼なところがかわいいんだけども。
挿絵は大好きな麻々原さんだったのですが、ちょっと絵が雑だった気が。