37℃

37℃ (SHYノベルズ)

作家買い、なんだけど・・・重い・・・重すぎる・・・。
受けが３２歳の銀行マン、攻めが３４歳の演劇人なんだけど、なんか、それ以上の世代のような疲れっぷり。妻と離婚前提の別居中に昔の男と再会、という話なので、明るい話であるわけがないんだけど・・・。
とにかく、受けの後ろ向き加減にどうも鬱々とさせられました。そして攻めの押しの弱さも・・・。最初から最後まで低酸素の状態で読んだような、そんな息苦しさ。そしてラストも大団円ではなく。
なんというか、37℃といいながら、体温の低いお話でしたね。決して面白くないわけでも、けなしてるわけでもないのですが（ホントに）。
北畠あけ乃さんのイラストはよかった！話のイメージにぴったりでした。