プライド

プライド (花丸文庫)

プライド (花丸文庫)

久しぶりに読んだ水戸泉さんの作品。不幸な美少年が鬼畜な写真家に売られちゃう話です。
水戸さんの小説は、主役の受が元気でやんちゃ系と、無気力美少年系とありますが、今回は幸薄い美少年バージョン。
どっちにしても、攻はヘンタイチックなゴーイン攻ですが・・・。
私は、水戸さんは鬼畜Hの職人だと思ってます。今回も職人の技が冴えています。エッチのページ多い・・・!!!花丸文庫なのに!*1
もう、卑猥な漢字が盛りだくさん。BLではめずらしいんじゃないかな。こういうの。黒い表紙のエッチな男性向け小説によくきそうな表現。そして喘ぎ声もすごいです。さすが職人。
本編では、主人公・来が三田という男に買われて、エッチされ続けてるうちに好きになっちゃう的な話。あんな鬼のように犯されて、最後には恋に落ちちゃうってBLってファンタジー
続編では、来が三田そっくりの双子の兄に襲われる話。双子だけあって、体もエッチの仕方もそっくりの兄。結局いちばん腹黒かったのは○○さんだったというオチ・・・ネタバレになるので伏せ。
そして、あとがき。いつも水戸さんのあとがき楽しみにしてるのですよ。自虐ネタオモシロスw

この本の帯は---どうして、あんな男に惹かれてしまうのだろう・・・---あれ、意外と普通。

*1:なんとなくエッチが薄いイメージのレーベル