臆病な背中

臆病な背中 (ディアプラス文庫)

臆病な背中 (ディアプラス文庫)

初めての作家さん。と思ったら、文庫デビューなんですって。
ちょっとかわいめの表紙に惹かれて買いました。
大学生モノ、友情から恋愛に発展する系。
なんか、久しぶりにこういう話読んだ気がします。
合コン好き、フェミニストの小嶋と、クールな三上(ゲイ)。
もともとゲイではない小嶋は、三上に告白されてから、妙に彼を意識し始めます。(あたりまえ)
酔った勢いで誘うような態度をとったり、キスを仕掛けたり・・・。もう、小悪魔すぎです。三上かわいそう。
小嶋は優しいから自分に冷たくできないだけ、と思ってる三上は、そんな小嶋の誘い受な態度にも、ひたすらガマン。三上が紳士でよかったね・・・じゃなかったらもう開始早々犯されてるよ、きっと。
好きなのに相手を思いやって手を出せない三上と、気になるけど好きだといえない(気づいてない?)小嶋のなかなか縮まない距離感に萌え悶えました。あったか、ほのぼのとなる作品だと思いました。ディアプラスだし、えっちもすくなめ。(体感的に)

ちなみに帯はこんなかんじ---無防備な君を押さえつけて無理矢理入れてしまいたい。---
あら、BLっぽいね!ちなみにただの願望であり、三上は最後まで紳士でした。