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嘘で始まるシンデレラ (プリズム文庫)

ゴージャス大富豪御曹司×庶民のシンデレラストーリー。
タイトルどおりのお話です。
ばりばりの庶民である尚人は、身分を偽って友人の代理として出席したパーティで、御曹司に一目ぼれ。
プリンス・チャーミングという恥ずかしいあだ名を持つ御曹司・莉音は、幼少期のトラウマから、庶民が大嫌い。
身分違いの恋に、無理矢理引きずり込まれる尚人！
二人が恋におちる瞬間の描写が細かく、笑わせていただきました。
まるで、ブラックホールに吸い込まれるようにゴォォォ！っと恋におちていらっしゃいました(笑）
超セレブな攻の莉音ですが、高月作品のキャラにしては、まぁまぁ普通のテンションなのでは・・・？いつものような怪電波受信してるような行動は、あまりありません。尚人の親友、裕也の話もちゃんと聞いてるようですし。まぁ、兄と思ってるからかもしれないけど。
受の尚人は、建設会社のデザイン課主任。とにかくヒマがあったらタバコをふかしてるような、普通の男です。どっちかというとオッサンくさい。
そんな尚人が、莉音を前にするとドキドキして目をあわすこともできなくなる・・・。
かわいいったらありません。
結局、最後は嘘がばれてしまうのですが、シンデレラですからね。
ちゃんとめでたしめでたしで終わってました。
尚人の庶民っぷりは、最後まで健在でしたが・・・。