エス 裂罅/エス 残光
- 作者: 英田サキ,奈良千春
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2006/02/25
- メディア: 新書
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- 作者: 英田サキ,奈良千春
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2006/10/27
- メディア: 新書
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さて、世間一般の評判どおり、面白い作品でした。
特に、4巻の展開はすごかった。3巻の印象が薄れてしまったほどです。
これ、私は4冊一気に読みましたが、リアルタイムで追っていたファンの方、3巻〜4巻で気が狂うほど待ち遠しかったのではないでしょうか・・・。
最後まで、宗近はかっこよかった!(鹿目も!)
暴力は必要以上にふるわないし、驚くほどやさしいし、結構寛大だし、ヤクザじゃなかったらサイコーです。
そのヤクザ家業も、好きでやってるわけじゃないし・・・。
椎葉、無事に生きて帰れてよかった。主人公は死なない法則がある(?)とはいえ、無鉄砲に五堂についていった時には、ダメダコリャと思いましたよ。撃っても撃たれても自害してもバッドエンドですからね。
そんな時がんばってくれたのがおにーちゃんです。
おにーちゃん素敵だなぁ。最後まで椎葉の味方でした。あたしの中でおにーちゃんの株は上がりっぱなしだったよ!一線越えなくてめっさ残念!ほんと、最後まで菩薩のような方でした。おにーちゃん視点の話も読んでみたいなぁ。椎葉ラブ!な話を。
ひとつ残念だったのは、エロシーンにときめかなかったことです。情報提供の見返りとして宗近に抱かれる椎葉は、まるで犬に餌を与えてるという比喩そのままに作業的で、萌えませんでした。むしろエロなし、精神的繋がりに徹したほうが盛り上がったかもしれません。BL的にはアレですが!
だって一番良かったシーンは、五堂から椎葉を取り返した宗近が、椎葉をギュってするところだものー。
無事、素敵なエンディングを迎えられてよかったです。このラストは満足です。
あー、楽しかった。しばらくこの余韻に浸っていたいと思います。