熱砂の求愛

熱砂の求愛―奪われたプリンス (プリズム文庫)

熱砂の求愛―奪われたプリンス (プリズム文庫)

水上ルイさんの、アラブモノです。私、アラブブームの時に乗り遅れたので、あんまりアラブは読んだことないのです。みんながハマル(?)アラブってどんなもんだ〜?と思って、買ってみました。
アラブのプリンス×アラブのプリンス
なんと、受け攻めどっちもプリンスでした。受のアスファはアル・ハリーブ国の第2王子で、成人間近の大学生。大学卒業後、隣国の王女と政略結婚をさせられそうになります。アメリカに留学し、奔放な学生生活を送っていたアスファに、アラブの礼儀作法を叩き込むための教育係がつけられるのですが、実はその教育係、ジャイフは隣国の王子で、今回の政略結婚を画策した主でもあったのです。
水上ルイさんの作品なので、受け攻めの視点が交互に入れ替わる方式。なので、アスファの教育係が実は隣国の王子、というのは最初からバラされてました。これ、最初は正体を隠して、教育係が王子にアレコレしちゃうけど実は・・・→ラストで正体判明、のほうが萌えたかも。下克上っぽくて。
イラストは門地かおりさんでした。黒髪同士の絡み萌え。表紙もキラキラしてて、民族衣装のジャイフもステキでした。しかし、口絵のエロはびっくりするから勘弁して・・・。