薔薇と接吻

薔薇と接吻 (幻冬舎ルチル文庫)

薔薇と接吻 (幻冬舎ルチル文庫)

ヴァンパイアモノです。久々に、分厚い文庫でした。でも、面白くてイッキ読み。吸血鬼の血統や見た目など、オリジナル設定が盛り込まれているのですが、丁寧に設定が描かれていますよ〜。
ヴァンパイアは、蝙蝠っぽくないんですよね。鳥のような黒い翼。始祖に至っては、天使のように白い翼。そして、みんな美形。そんな中で、人間である受けの律也が最強。
舞台は日本で、主要人物はみんな日本人として暮らしているから、読みやすかったです。
ファンタジックで、ところどころ残虐だけど、メインは純愛。色っぽいシーンも盛りだくさんでした。契約のために、思いが通じた後も最後まではできない攻め・・・。なんか最近「好きだけど手を出せない→我慢できない→スマタ」という流れの本を立て続けに読んでる気がする・・・。
人間の律也がヴァンパイアの櫂に仲間にされるところで物語は終わるのですが、その後のお話も読んでみたい気がします。配下のドS美少年レイとか、狩人の東條とか、狼男の慎司とか、魅力的なキャラがいっぱいなので・・・。